東京出入国在留管理局(東京入国管理局)ってどんなところ?


外国人のビザを取ろうと思うと、必ず出てくるのが「入国管理局」というところです。「管理」という響きからして、「怖そうなところだな…」と思われるかもしれません。

  • 入国管理局ってどんなところなんだろう?
  • 入国管理局はどこにあるの?
  • 長く待たされるって聞いたけど、実際どれくらい待つの?
  • ビザを取るなら必ず行かなくてはいけないの?

そんな皆さんの疑問にお答えします。

 東京入国管理局

入国管理局は、法務省の内部部局で札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡の8つの地方入国管理局があります。その下には各国際空港に7つの支局が、その他61か所の出張所、3か所の入国管理センターがあります。

その中でも圧倒的に申請件数が多いのが、東京入国管理局です。ここでは、東京の入国管理局について、詳しくお伝えします。(以下、入管と呼びます。)

東京入国管理局(入管)の場所

入管は、品川駅からバスで行く人がほとんどです。品川駅港南口からロータリーに出ると左手に大きく「東京入国管理局行きのバスはこちら」という案内が出ています。それに従って階段を下りると目の前にバスが並んでいます。

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行先は品川ふ頭循環のものや東京入国管理局行きのものがありますが、どれに乗っても入管に着きます。バス停で6つ目、10分足らずで到着です。

正面入り口を入ると、右手にファミリーマート、左手に申請書の白紙をもらったり、相談したりするインフォメーションセンター、エスカレーター奥には外国人を新規に呼び寄せるための申請窓口「認定」窓口があります。日本に滞在する人の期限の更新や資格の変更の手続き、就労や永住の相談、在留カードの受け取りなどは、エスカレーターで上がった2階になります。

もう申請書が出来上がっている場合はそのままエスカレーターで2階に上がります。上がった正面が更新や変更の申請をする人が整理券をもらうBカウンターになっています。

整理券を発行する際に、申請書やパスポート、必要書類の簡易チェックを行い、記入漏れなどを確認します。そこで必要な会社の印鑑や必要書類がないと、出直しになってしまうこともあります。

そこで問題がなければ整理券が発行され、書かれた整理番号が放送で呼ばれたら、指示されたカウンターに行きます。そこで再度書類のチェックを受け、基本的な情報や資料が揃っていれば申請受付票という申請番号が書かれた紙をもらって終了です。その後、申請が許可されるとハガキが送られてきますので、ハガキが来るまで待つことになります。時々、まだハガキが来ていないのに、新規カード発行のAカウンターの行列に並んでしまっている外国人がいますが、申請書を提出してから最低でも10日ほどはハガキの到着まで時間がかかりますので、それが届いてから再度カードの切り替えに入管に行くことになります。

外国人が海外にいて、新たに外国人を呼ぶ場合や興行ビザを申請するのは、1階のエスカレーター脇をまっすぐ進んだ奥にある別のカウンターになります。こちらでは、カウンターにある整理券の機械で整理券を引き、順番が来たらカウンターで書類のチェックを受けます。こちらは2階の既に日本に住んでいる方の申請ほど、待ち時間は長くありません。

入国管理局と待ち時間

「入管は時間がかかる」というのは、この間の待ち時間がとても長くなっているからです。

日本に住んでいる方の手続き(期限の更新、資格変更、永住申請など)は、午前中、9時台に着いてもお昼までかかるのが普通です。待つのが嫌な場合は、行政書士など申請取次の資格を持つ人間に依頼するか、開門時間8時半の前に並んで、開いたと同時に整理券をもらうのが一番早い方法です。申請取次の資格を持つ行政書士に依頼すれば、申請の時も許可後に新しい在留カードに切り替えるときも本人が同行する必要はありません。

申請時間についていえば、受付終了時間は16:00(午後4時)になっています。「役所は5時まで」と思っていくと、窓口が閉まっていた!ということになりかねませんので注意してください。

その長い待ち時間の間、何をやっているか?は人それぞれですが、多くの人が1階のファミリーマートで何か買って食べたり、2階の長椅子に座って話したり本を読んだりして過ごしています。

1階のファミリーマートは、新規呼び寄せの申請の際に必要な392円分の切手を貼った封筒や新しい在留カードをもらう際に必要な収入印紙が売っていて、ハサミやノリまで置いてあります。外には証明写真が撮れるブースもあります。入管の外には、コンビニ以外のお店はあまりなく、時間つぶしに困っている人は多いようです。

入国管理局と申請受付カウンター

「入管に申請に行ったら、いきなり色々聞かれるのではないか?」と不安に思う人もいますが、東京入管ではそのようなことはありません。

基本的に申請受付のカウンターにいるのは審査官ではない職員で、受付時のチェックも基本情報が正しく記載されているか、既定の添付書類が揃っているかといったことだけで、中身についてはその場では審査されません。

ですので、受け取ってもらえた、申請できた=許可が出るというわけではありません。また、その場で「いつ頃許可が出ますか?」などと聞いても、その職員は審査官でもなく答えようがないわけです。


東京入国管理局のご案内より

予め相談したり進捗状況を確認したいとき

また、申請前に相談したい、進捗状況を直接聞きたいという場合は、エスカレーター上がった右手奥、C5という相談カウンターで整理券をもらいます。

番号が来たら、担当官に疑問点や不安な点を相談します。その場で答えが得られない場合は、裏にいる担当者に聞きに行ったりもします。我々行政書士は、ここで審査中の申請の進捗状況を確認したりもします。

相談内容が申請中の案件の場合、必ず必要なのが申請時に発行される「申請ナンバー」と申請日です。例えば、興行のビザで外国人を呼びたいということであれば

「東労2認(東京の就労第二部門の認定という意味)O 16-123456」

というように2016年度の何番目の申請という6ケタの番号をもらいます。申請は「何月何日受け付けの申請番号123456だ」という形で入管が管理していますので、その番号がわからないと、何も答えてくれません。

就労ビザや興行ビザの申請をするとき

外国から就労ビザで人を呼びたい、興行ビザがほしい、という場合は、1階のエスカレーターとインフォメーションセンターの間を通り抜けた突き当たりにある「認定」と書かれたカウンターで申請します。

こちらも整理券をもらって順番を待ちますが、B(更新・変更)カウンターほどは待ちません。しかし、興行ビザで実施日が大変近くて時間がない、要件を満たしているか自信がないという場合は、いきなり認定カウンターで出さず、前述のC5(就労部門相談カウンター)で整理券をもらい、順番が来たら「興行の事前チェックをお願いします。」と言って、申請書を渡します。

すると、興行部門の担当者が要件を満たしているかなど、簡単な事前チェックをしてくれます。そこで申請OKでも後から追加書類の通知があることももちろんありますが、最初から要件を満たしていない、その場でわかる添付書類漏れなどは指摘してもらえるので、タイムロスなく修正、追加書類の収集ができます。

更新・変更の許可がハガキで届いたら

更新や変更の許可がハガキで届いたら、再度入管に行き、新しい在留カードを受け取らないといけません。

新しいカードの受け取りは、入管入り口入った右手すぐの階段を上がります。エレベーターの手前を右に行ったところに、許可(受け取り)のAカウンターや永住相談窓口などのスペースがあります。許可のAカウンターでは、まず許可ハガキ、パスポート、現在の在留カード、印紙などを見せて整理券をもらいます。こちらも整理券発行から新しいカード受け取りまで数時間待たされることが多いです。申請時と同じく、朝一番に並べばそれほど時間がかからず受け取ることができます。

更新や変更は会社の人が代わりに行くことができない

更新や変更申請は、通常会社の人が代わって行くことはできませんので、本人もしくは行政書士などの代理人が2度入管に足を運ぶことになります。

そして、2度ともかなり長時間待たされることになりますので、時間節約、労務管理の両面から、行政書士などにアウトソーシングすることもご検討ください。

まずはお電話・メールでの無料相談で、外国人の雇用や就労ビザ、国内への招へい等のお悩みをお聞かせください。

お話を伺った後、外国人の雇用や招へいに関して直接のご相談を希望される場合は、日時・場所の調整をいたします。

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