コロナウィルスによる新規入国の制限が始まってだいぶ経ちますが、オミクロン株が蔓延している現在(2022年2月)、近い将来外国人の新規入国の制限は大幅に緩むことが予想されます。
日本は現在、欧米諸国の入国制限と比べても突出して厳しい制限がされているのですが、2月末の頃には3月以降のルールが発表されるはずです。
2021年秋に一旦制限が緩んだ際には、14日間の待機期間が設けられ、それを3日間に短縮するには会社の管轄する省庁から審査済証を取得する必要がありました。
その審査は申請方法も含め混乱を極め、結局すぐ再度制限が始まったため、その方式による入国をした外国人はほとんどいませんでした。
再開後については、あくまで予想に過ぎませんが、前回のような業所轄官庁の審査などは行われず、待期期間も大幅に短縮されると思われます。ですので、来日を予定される会社様は混乱が予想される3月を避け、4月以降に来日を予定し、滞在スケジュールは2月末に発表される規制にのっとって決められるとよいと思います。
また、同時に日本での事前審査にあたる出入国在留管理局での在留資格認定証明書(COE)の取得を事前に行っておくことをお勧めします。こちらは申請も審査も止まっておりませんので、ある程度予定が見えたところで先に進めることが可能です。
現在、在留資格認定証明書の有効期間は6ヶ月に延長されているので、仮に入国制限の影響で予定が延びてしまった場合でもその在留資格認定証明書を使ってのビザ取得は可能です。
ただし、海外の日本大使館でのビザ申請窓口は閉まっているので、現時点でビザ申請をすることはできません。その窓口がいつどのように開くかは2月末の発表を待ちたいと思います。その発表を受けてすぐに動けるように、是非出入国在留管理局での申請を済ませておくようにしてください。
スケジュールの設定の仕方、申請の仕方などでお困りの際は、当事務所にお問い合わせください。