興行ビザの申請に必要な書類を徹底解説

興行ビザの申請に必要な書類は、入管の案内をパッと見ただけでは何が必要なのかとてもわかりにくくなっています。

興行ビザの申請に必要な書類

ここでは、コンサートやイベントに外国人を招へいするために必要な「興行ビザ」の申請書類を、一つ一つ解説していきます。

1 在留資格認定証明書交付申請書 1通

これまでの来日歴、コンサートの概要、報酬などを契約書通りに記載します。

申請する「適用基準(2号の二や2号のホといった区分)」によって、記入しなければいけない部分が違いますので、注意しながら書き漏れがないように記入します。逆に基準外の部分は書かなくてもいいです。(例えば、2号で申請するならば、「申請人の経歴」は書く必要がありません。)

「運営機関」というのは、その会場を運営している会社や財団法人などのことで、ホームページや会場使用申込み書などに記載された情報を確認します。

ここには書いてありませんが、本人のパスポートの顔写真が入ったページを情報確認のために付けます。

2 写真(縦4cm×横3cm) 1葉

※申請前3か月以内に正面から撮影された無帽,無背景で鮮明なもの。3カ月以上前に発行されたパスポートと同一の写真などは、明らかに3ヶ月以内に撮影していないので、撮り直すように本人に言いましょう。

3 返信用封筒 1通

(定形封筒に宛先を明記の上,送料分の切手(簡易書留用)を貼付したもの)

1つの封筒に4人までは同時に入れてもらえます。それ以上の団体の場合は人数に見合った数の封筒を用意します。2人までは392円分(書留310円+82円)、3~4人は402円分(書留310円+92円)の切手を貼ります。

4 申請人の経歴書及び活動に係る経歴を証する文書 適宜

ホームページのプロフィール、発売されたCDの情報、公演実績などをA4の紙に出力します。CDの現物、変形のパンフレットなどは不可です。

5 招へい機関に係る次の資料

(1 ) 登記事項証明書 1通

「とうほん」と呼ばれているもので、全国の法務局、出張所で誰でも取ることができます。

(2 ) 直近の決算書(損益計算書,貸借対照表など)の写し 1通

設立後1年未満の会社、招へい委員会など法人以外が招へいする場合は、今回来日の予算書、これまでの活動の実績、その団体の財政状況などを出します。

(3 ) その他招へい機関の概要を明らかにする資料 適宜
申請する会社が興行を通常業務としていない場合、現在行っているビジネス、今回興行を行うことになった経緯などを理由書で説明します。なお、会社の事業目的に興行を行うことが記載されていなくても構いません。

(4 ) 従業員名簿 1通

大きい会社の場合、招へいにかかわる部署の従業員のみで可です。

6 興行を行う施設の概要を明らかにする資料

(1 ) 営業許可書の写し 1通

(2 ) 施設の図面(間取りなどが記載されているもの) 1通

(3 ) 施設の写真(客席,控室,外観など) 適宜

ホームページなどにその情報がある場合は、それをプリントアウトしたもので可。

7 興行に係る契約書の写し 1通

興行契約書,会場使用承諾書、招へい機関が興行を請け負っている際は請負契約書の写しなど

コンサートなどで主催者と今回の招へい機関が異なる場合は、両者を法的につなぐ資料(業務委託契約書(請負契約書)など)が必要です。各地方で主催が異なる場合も、申請を一括で行うことの合意書が必要になります。

会場使用承諾書をコンサート制作会社が押さえている場合などは、同じくコンサート制作会社と招へい機関の業務委託契約書などが必要です。

8 申請人の日本での具体的な活動の内容,期間,地位及び報酬を証する文書 1通

※雇用契約書又は出演承諾書等の写し若しくはこれに準ずる文書の写し

この文書には、公演の日時、場所、今回の来日についての報酬が書かれていないといけません。
撮影やレコーディングなど今回の来日単体での報酬が設定されていない場合は、専属契約書と出演承諾書などで代替します。
グループの場合、文書にグループ構成員全員の名前が書かれている必要があります。

特に「2号ホ」の場合は、1団体1日あたり50万円以上の報酬という金額がはっきり書き込まれていることが許可の必須要件になります。

ここでも、招へい機関以外の会社が契約書を交わしていた場合、その会社と招へい機関を法的につなげる資料を用意します。

9 その他参考となる資料

滞在日程表・興行日程表・興行内容を知らせる広告・チラシ等 適宜

滞在日程表には、申請者全員の滞在ホテル、フライト情報、移動日程などを書きます。
チラシはラフなどの写しで大丈夫です。

興行ビザの必要書類は「1号」用の内容か要確認

通常、コンサートやイベントでの興行ビザ申請に必要となる書類は以上です。

これらの資料を使って、他のページで説明しているように、「2号の二」に当てはまる公演会場で行うことを立証したり、「2号のホ」に当てはまる出演承諾書を交わしていることを示すことになります。

興行ビザの必要書類について、入管やインターネット上の情報を見ると、多数の資料が挙げられているように見えますが、それらは「1号」つまりキャバレーなどで給与をもらって長期滞在する場合の資料であることが多く、コンサートやイベントで来日するための資料とは全く異なります。

興行ビザの申請手続きでご心配な方は、お気軽に当事務所にご相談ください。お電話・メールにて無料相談を承っております。

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